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骨軟部腫瘍診

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骨軟部腫瘍診

 腫瘍とは“できもの”のことで整形外科疾患の中でも比較的稀な疾患と言われています。けがと異なり痛みを伴わないこともあるので発見が遅くなることも特徴のひとつです。 骨・軟部腫瘍は扱う腫瘍疾患が多彩であるため診断が困難な症例も少なくありません。当院では骨・軟部腫瘍に詳しい骨軟部腫瘍専門医が診療を行っています。正確な診断に達するためには、骨・軟部腫瘍に詳しい放射線診断医や病理診断医の協力が重要です。
 
 骨腫瘍はその名の通り骨にできた腫瘍のことで、軟部腫瘍とは筋肉や脂肪、神経などの柔らかい組織にできた腫瘍です。身体の表面からみて分かるものもあれば、他の目的で行ったレントゲン検査で偶然みつかるような腫瘍もあります。分類は原発性(その部位に最初に発生)、転移性(他の場所にできた腫瘍が原因)、血液の腫瘍によるもの(多発性骨髄腫、悪性リンパ腫など)があります。悪性・良性の腫瘍があります。
 
 好発年齢や腫瘍の局在、画像診断によりある程度診断名を絞ることができますが、確定診断を得るには生検(組織を採取することによる病理診断)が必要となります。小さく良性のものは経過観察をすることもありますが、大きいものや悪性腫瘍の治療は手術療法、化学療法、放射線療法を腫瘍の性格に合わせて行います。当院では、良性か悪性かを含め腫瘍の確定診断を行い、大学病院と連携しながら適切な治療を行っていきます。
 
問診・視診・触診の内容によって以下のような検査を行います。

単純レントゲン

レントゲンは骨成分を描出する検査であり、主に骨腫瘍の検出に優れています。

超音波

骨以外の大まかな腫瘍の成分や大きさが分かります。

MRI

レントゲンでは映らない骨以外の成分も映し出す検査です。軟部腫瘍も明確に映すことができます。

CT

レントゲンでは確認できない微細な骨の変化を映し出す検査です。腫瘍の隣接組織への広がりなどの評価にも行われます。

病理組織診断

組織を採取して顕微鏡検査で腫瘍の確定診断をつけます。

血液検査

腫瘍によっては異常値を示すことがあります。
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